6月公開例会 学ぼう 考えよう 私たちの防災

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6月11日(土)、6月公開例会 学ぼう 考えよう 私たちの防災 ~地域で守る地域の明日~ を開催いたしました。

東日本大震災から5年が経ちますがまだ復興への道のりは長く、災害が私たちにもたらすものがいかに大きいかを考えさせられます。巨大地震の発生確率が低いとされていた熊本で発生した地震は、災害はどの地域にも起こりうるということを示しており、私たちが暮らすこの宗像地域でも日ごろから市民が連携し、不測の災害有事に備える必要があります。今回の6月例会では多くの団体・市民の皆さまにご参加いただきました。

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【第1部】講演「災害救助活動について」では、宗像地区消防本部より平成28年熊本地震での、緊急消防援助隊としての災害救助活動を中心に、平成23年3月の東日本大震災の時の活動内容も織り交ぜ、災害発生後に全国の消防隊員とともに被災地に向かい現地で行った救援・支援活動についてスライドを見ながら解説していただき、実際の災害現場ではどのようなことが起きているのかをお話いただき、次に、宗像地域で発生する可能性の高い豪雨水害について平成24年7月に発生した「九州北部豪雨」・「平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害」での例を挙げてお話いただきました。また、宗像市がシミュレーションしている「平成27年9月関東・東北豪雨」で鬼怒川が決壊した時と同程度の雨量が宗像地域に降った場合の各地の水位や浸水地区の分布図を見ながら、この地域に豪雨が降った場合にどのような災害が発生するかをご講話いただきました。

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【第2部】グループディスカッションでは、宗像市地域安全課より「熊本地震を教訓に、避難所運営のあり方について考える」をテーマに、災害時に起こるであろう様々な問題について各テーブルごとに話し合っていただきました。主に「交通」「支援物資」「衛生面」「建物」「行政」という五つの問題点について説明していただき、災害時に参加者自身が避難所で生活する場合どのようなことが問題になってくるのかを想像してもらうことで活発な意見を出し合っていただき、テーブルごとに発表していただきました。
そして宗像市が策定している「宗像市地域防災計画」について説明をいただき、災害時に市民・自主防災組織に求められていることを知ることができ、一人ひとりが防災意識を持つことと情報共有の大切さを改めて感じさせられました。

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災害時では正解のない問題点が多く、行政が機能できない場面も起きていきます。人任せにせず自分で考え行動し、日ごろから防災・減災の準備をし、近隣住民とのコミュニケーションを常日頃から取っておくこと、そして防災訓練や非難所の情報共有をしっかりとしておくことの大切さを学びました。

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最後に今回の事業を担当しました、地域創造委員会 池尾委員長よりまとめとして感想をお伝えし、宮崎理事長よりご参加いただいた多くの市民・団体の皆さま、そしてご協力いただいた皆さまにお礼の挨拶をさせていただきました。本当にありがとうございました。

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宗像青年会議所では地域防災、そして地域貢献運動に邁進してまいります。今後も多くの皆さまのご理解とご協力のほど宜しくお願いいたします。


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